📘 قراءة كتاب イバーダ―トの徳 أونلاين
ウドゥーの徳............................................................ 2
アザーン(礼拝の呼びかけ)の徳................................. 3
サラ―(礼拝)の徳................................................... 5
ザカー(喜捨)の徳................................................... 18
サウム(斎戒、断食)の徳.......................................... 19
ハッジ(大巡礼)とウムラ(小巡礼)の徳 .................. 23
ズィクル(唱念)の徳................................................ 24
ドゥアー(祈願)の徳................................................ 26
本書はイスラームでのイバーダート(崇拝行為)における諸々の徳
をハディース集という形で紹介しています。
ウドゥーの徳
ウドゥー1の徳
ウスマーン・ブン・アッファーン(彼にアッラーのご満悦あれ)
は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あ
れ)は言いました:“ウドゥーをし、それを全うする者の体からはそ
の罪が流れ出よう。そしてそれは彼の爪の先からも、滴り落ちるので
ある。”」(ムスリムの伝承2)
ウドゥー及びその他の物事において、右側から始めることの徳
アーイシャ(彼女にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「預
言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は靴を履く時や髪を櫛で
とかす時、体を洗浄する時など全てのことにおいて、右側から始める
ことを好んでいました。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承3)
1 訳者注:イスラームにおいて定められたある一定の形式における、心身の浄
化を意図した体の各部位の洗浄。2
サヒーフ・ムスリム(245)。
3 サヒーフ・アル=ブハーリー(168)、サヒーフ・ムスリム(268)。引用は
アル=ブハーリーから。
イバーダ―トの徳
3
ウドゥーの後サラー(礼拝)することの徳
ウクバ・ブン・アーミル(彼にアッラーのご満悦あれ)は、預言
者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)がこう言うのを聞きまし
た:「ウドゥーを全うし、それから心と顔をもって 2 ラクア4のサラー
に向かうムスリムは、必ずや天国に入るであろう。」(ムスリムの伝
承
ウドゥーの後ズィクル(アッラーの唱念)することの徳
ウマル(彼にアッラーのご満悦あれ)によると:アッラーの使徒
(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「あなたたち
の中でウドゥーをし、ウドゥーを達成し(または完遂し)、それから
『私は証言する。アッラーの他に真に崇拝すべきものはなく、そして
ムハンマドはアッラーの使徒である。』と言う者には、必ず8つの天
国の門が開かれ、望むところから(天国へ)入るであろう。」(ムス
リムの伝承6)
アザーン(礼拝の呼びかけ)の徳
アザーンの徳
アブドッラー・ブン・アブドッラフマーンは、アブー・サイード・
アル=フドゥリー(彼らにアッラーのご満悦あれ)が彼にこう語った、
4 訳者注:2 セットの礼拝のこと。また「心と顔をもって」というのは、心は
畏怖と服従の中枢であり、顔は礼拝中にあらぬ方向に振り向かずキブラ(カ
アバ神殿の方向)に集中しているということで、礼拝における畏怖の念やア
ッラーを唱念することへの集中などを意味している。
5 サヒーフ・ムスリム(234)。
6 サヒーフ・ムスリム(234)。
イバーダ―トの徳
と伝えています:「“私の見たところ、あなたは羊と砂漠を愛してい
る。それであなたは羊と共にある時、あるいは砂漠にある時、サラー
のためにアザーンをするならば呼び声を高らかに上げるのだ。という
のもアザーンをする者の声を聞いた者はジンであっても人間であって
も、あるいは何であろうと、審判の日に彼のために証言してくれるで
あろうからである。”」アブー・サイードは言いました:「これは私
がアッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)から聞いた
ことです。」(アル=ブハーリーの伝承7)
アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラ
ーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)はこう言いました:
「(礼拝への)呼びかけと(礼拝において)最前列(に立つことに潜
む偉大な報奨と徳)を人が知り、そして(それゆえにその役割や場所
が満杯になってしまい)くじ引きするしかなくなったとしたら、彼ら
はそうしたであろう。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承8)
ムアーウィヤ(彼にアッラーのご満悦あれ)は、アッラーの使徒
(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言うのを聞きました:
「アザーンする者たちは審判の日、最も首の長い者たちである9。」
(ムスリムの伝承10)
7 サヒーフ・アル=ブハーリー(609)。
8 サヒーフ・アル=ブハーリー(615)、サヒーフ・ムスリム(437)。引用は
アル=ブハーリーから。
9 訳者注:その意味に関しては、審判の日にアッラーのご慈悲を最も待ちわび
る者たちとなることや、また偉大な報奨を得ること、あるいは汗で体が埋も
れる時に首が長くなって助かることや、あるいはその日人々の首領になるこ
とといった解釈があります。
10 サヒーフ・ムスリム(387)。
イバーダ―トの徳
サラ―(礼拝)の徳
サラーに歩いて行くことと、モスクでサラー・アル=ジャマーア(集
団礼拝)することの徳:
アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者
(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「サラー・ア
ル=ジャマーアは家や市場で単独でするサラーより、25 段階も(その
報奨や徳において)優れている。それでウドゥー11 をし、それを全う
してサラーのみを欲しつつモスクへと向かう者は、アッラーがモスク
までのその一歩一歩において彼の位階を一つずつ上げてくださり、か
つ彼の過ちを一つ一つ取り除いて下さるであろう。そしてモスクに入
れば次のサラーまでそこで待ち、そして彼はその間サラーをしている
と見なされる。そして彼がサラーする場所にいる間、天使が彼のため
にこう祈り続ける:“アッラーよ、彼の罪を赦し給え。彼がその清浄
な状態にある限り、慈しみ給え。”」(アル=ブハーリーとムスリム
の伝承12)
イブン・ウマル(彼らにアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラ
ーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「サ
ラー・アル=ジャマーアは単独でするサラーよりも、(その報奨や得
において)27 段階優れている。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝
承13)
11 訳者注:イスラームにおいて定められたある一定の形式における、心身の清
浄化を意図した体の各部位の洗浄。
12 サヒーフ・アル=ブハーリー(477)、サヒーフ・ムスリム(649)。引用は
アル=ブハーリーから。
13 サヒーフ・アル=ブハーリー(645)、サヒーフ・ムスリム(650)。引用は
アル=ブハーリーから。
イバーダ―トの徳
朝夕にモスクに赴く者の徳:
アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッ
ラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:
「朝夕にモスクに赴く者には、彼が朝夕に出かける度に、アッラーが
天国における歓待をご用意下さるであろう。」(アル=ブハーリーと
ムスリムの伝承14)
サラーを厳粛さと静粛さをもって行うことの徳:
アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッ
ラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:
「サラーが始まってしまったら、あくせく急いでやって来るのではな
い。静粛さをもって赴くのだ。そして(サラーのラクアで)間に合っ
たものは(彼らと共に)行い、そうでなかったものは(皆が終わった
後に補う形で)完遂するのだ。あなた方がサラーを意図して歩んでい
る時は、(既に)サラーの中にあるのである。」(アル=ブハーリー
とムスリムの伝承15)
タアミーン16の徳:
アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッ
ラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:
14 サヒーフ・アル=ブハーリー(662)、サヒーフ・ムスリム(669)。引用は
アル=ブハーリーから。
15 サヒーフ・アル=ブハーリー(636)、サヒーフ・ムスリム(602)。引用は
ムスリムから。
16 訳者注:ハディースの中に見られるように、「アーミーン」という言葉を指
します。キリスト教の普及によって日本人が誰でも知るようになった「アー
メン」という言葉と同様に、「アッラーよ、(祈りに)お応え下さい。」と
いう意味があります。
イバーダ―トの徳
「あなた方が“アーミーン。”と言い、天にある天使たちも“アーミ
ーン。”と言ってそれが互いに重なる時、彼が以前犯した罪は赦され
るであろう。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承17)
規定時間に忠実にサラーすることの徳:
アブドッラー・ブン・マスウード(彼にアッラーのご満悦あれ)
は言いました:「私は預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)
に尋ねました:“アッラーが最も愛でられる行為は何でしょうか?”
(預言者は)言いました:“規定時間通りにサラーすることだ。”
(私は)言いました:“その次は?”(預言者は)言いました:“親
孝行だ。”(私は)言いました:“その次は?”(預言者は)言いま
した:“アッラーの道において努力奮闘することだ。”このように預
言者は私に語りましたが、もし更に質問を続けていたら、更に答えを
追加されたことでしょう。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承18)
ファジュル(夜明け前のサラー)とアスル(午後遅くの礼拝)の礼拝
をする者の徳:
アブー・ムーサー・アル=アシュアリー(彼にアッラーのご満悦あ
れ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)
は言いました:「アル=バルダーン19を礼拝する者は、天国に入るで
あろう。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承20)
17 サヒーフ・アル=ブハーリー(781)、サヒーフ・ムスリム(410)。引用は
アル=ブハーリーから。
18 サヒーフ・アル=ブハーリー(527)、サヒーフ・ムスリム(85)。引用は
アル=ブハーリーから。
19 訳者注:この言葉の語源はアル=バルドゥ(冷涼さ)であり、アル=バルダ
ーンはその双数形です。つまり最も涼しい時期である、ファジュル(夜明け
前)とアスル(夕方)の事を指しています。
20 サヒーフ・アル=ブハーリー(574)、サヒーフ・ムスリム(635)。引用は
アル=ブハーリーから。
イスラームにおけるイバーダ―ト(崇拝行為)には、数多くの項目があります。本書では、それらイバーダートに関連した「徳」をテーマに、その幾つかを前出「イスラーム概論」の中から抜粋して紹介しています。項目ごとに分かりやすくまとめたハディース集です。
سنة النشر : 2017م / 1438هـ .
حجم الكتاب عند التحميل : 1 ميجا بايت .
نوع الكتاب : pdf.
عداد القراءة:
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